◆アプリの概要
このアプリは、化学物質の情報を検索するためのウェブアプリケーションです。 ユーザーは化学物質名やCAS番号を入力することで、指定した化学物質の分類や規制理由に関する詳細情報を取得できます。 データはCSVファイルからインポートされ、SQLiteデータベースに格納されています。
▼▼▼ 化学物質名で検索 ▼▼▼
▼▼▼ CAS番号で検索 ▼▼▼
▼▼▼ 該当するものがない場合 ▼▼▼
◆目的
化学物質の管理を効率化するため、化学物質の情報を簡単に検索できるインターフェースを提供し、 法規制や申告が必要な物質の確認をサポートします。
I. CSVファイルからデータベースにインポートするスクリプト
CSV形式に変換したデータをSQLiteデータベースにインポート。
CSVファイル「checklist_240917.csv」をPandasを使用して読み込み、
SQLiteデータベース「chemicals.db」にテーブル「substances」を作成し、データを挿入。
II. データベースから検索するCGIスクリプト
フォームから入力された化学物質名またはCAS番号に基づいて、データベースから該当する情報を検索し、結果をHTMLで表示。
分類や理由コードに対する説明も提供。
◆報告対象物質の分類
{P:Prohibited(使用禁止),D:Declarable(申告),D/P:用途により使用禁止と申告}
D/P については、同じ物質であっても最終用途により「P」に分類されるものと「D」に分類されるものがあることを示します。
どの用途にどちらが適用されるかは、GADSLの用途欄に具体例として記載されていますのでご確認ください。
◆どのような理由で収載されたかについての「reason code」は、
以下の3つの理由に分類しています。
{LR:Legally Regulated(法的に規制される物質),FA:For Assessment(今後規制が見込まれる物質),FI:For Information(GASG運営委員会が追跡することを決定した物質)}
◆開発環境と使用技術
- プログラミング言語: Python (3.6)
- データベース: SQLite
- ウェブサーバー: CGIスクリプト
- ライブラリ: Pandas(データ処理)、SQLite3(データ管理)
- HTML/CSS: ウェブインターフェースの構築
◆データ
自動車業界をはじめさまざまな業界で広く利用されているGADSL※(管理化学物質リスト)の情報(Excelデータ)を基にしています。
※GADSLは、グローバルな自動車業界のサプライチェーンにおける、製品中に含有される管理すべき化学物質を明確にするための業界標準リストです。
◆課題と改善点
- フォームの入力フィールドでカタカナ検索できるようにしたい
- 検索結果画面を分かりやすく表示させる
- 翻訳機能の追加など